ただのフィギュアスケートファンのロシア語翻訳

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昌磨くん帰国後の記事をもう一つ

↓こちらの記事の訳です。

sport24.ru


日本人の宇野はトゥトベリーゼのもとでの合宿後、コーチなしで練習すると決めた。どうしたのだろう?

オリンピック銀メダリストは故郷に帰る

 

やはり彼は日本に帰りました。ノヴォゴルスクで行われていたロシアのコーチ、エテリ・トゥトベリーゼの合宿へ来るという、2018年オリンピックの銀メダリスト、宇野昌磨の小旅行はフィギュアスケートの夏の最も大きな変化になりました。

21歳の男子シングル選手はこれまでずっと山田満知子、樋口美穂子コーチのもとで練習してきました。2019年の世界選手権でうまくいかなかった後、彼は何かを変える必要があると理解しました。そして昌磨はトゥトベリーゼのもとで少し練習してみるという決意をしました。

ファンたちは昌磨がずっとロシアに残るのかどうか推測しました。多くの人が、宇野と、トゥトベリーゼの生徒の中で最も強いシニアの男子シングル選手であるジョージア人のモリス・クヴィテラシヴィリが、同じグルノーブルとモスクワのグランプリシリーズの大会に派遣されるということに注目しました。

しかし、予想通りにはいきませんでした。7月15日、来シーズン昌磨はメインコーチなしで試合に出るつもりであるということを、日本のポータルサイト、時事ドットコムが伝えました。

彼の練習拠点は東京にある(←✖)中京大学のリンクになり、ジャンプコーチは元スケーターの本田武史になります。

宇野自身が言っているように、彼はメインコーチがいないことに特に不安はなく、自分自身で調整はできると考えています。彼は今のところコーチと海外拠点探しを急いではいません。また、いくつかの4回転を持つ彼と同レベルの選手と同じリンクで練習したいと言っています。

9月に昌磨はスイス合宿に行く計画です。

なぜ宇野はトゥトベリーゼの所に残らなかったのでしょうか?ここでは、若者が学校を卒業した時、大学に急いで入学せずに、一年間自分のために生活し、世界を見て、人生に何が必要なのかを理解すると決心する、≪ギャップイヤー≫の概念を思い出すのが適切です。

≪同じコーチと練習することの長所と短所は?長所は継続性です。僕のコーチは僕のことをとてもよく知っていて、僕も彼女のことを知っています。だから、とにかく合意するのに問題が起こることがありません。≫と、International Figure Skatingの最近のインタビューで、ロシアで一番強い男子シングルスケーターのミハイル・コリャダが言っています。

≪悪い点は、比較ができないということです。一人のコーチと滑っていると、そのコーチの方法に慣れてしまい、それが唯一の考えられる方法だと考えてしまいます。数人のコーチとリンクで滑れば、一人があることを言っても他の人は何か違うことを言うという事が分かり、自分のためにどれかを選ぶことが出来ます。そういう分析が一人のコーチの所にいるとできません。≫と、2018年の世界選手権銅メダリストは付け加えました。

昌磨も一つのクラブでずっと練習してきました。今、彼の危機が訪れ、彼は新鮮な空気を吸う必要がありました。そして、もしこの一呼吸が、トゥトベリーゼの所に来るだけという一回きりだったとしたらおかしいでしょう。そのため、コーチとスケーターがお互いに合わなかったというのは間違いです。昌磨は最初から合宿に来ただけです。


中京大のところだけおしい。

ロシアの記事は何か驚くような情報が書いてあっても「ふーん、本当かな?」くらいで読んでおいた方が良いと思いますが、たまに本当のことが書いてあるので油断できなかったりします。

昌磨くんがエテリのところに行くんじゃないかという情報も5月の終わりには出ていたみたいで。あと、エテリがインスタで昌磨くんが合宿に参加することをお知らせした時も、何日か前に週末に公式発表があるよーと伝えてた記事もあったんですよね。一応予想だけじゃなくて何かきちんと情報をつかんでいる場合もあるみたいです。

検索するとよく記事がでてくる"Sports.ru"というサイトがあるんですが、こちらはジャーナリストさんが書いてるわけではなくてブログ記事をまとめているところで、元の情報はインスタだったりテレビ番組だったりな感じですね。ブログなので愛情あふれる記事もあれば批判的なものもあって、書く人によってすごーく内容が偏ってるところなので、読んで「え?」と思うような内容でもあまり気にしなくていいのかなと思います。

 

もうすぐTHE ICEですね。昌磨くんは何を滑るんだろう?コリャダくんは生で見るのが初めてなのですごく楽しみです。お手紙書かなければ。台風は来ませんように🙏