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ミーシン先生のインタビュー:女子のこと、ユーロ・ワールドの予想など

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アレクセイ・ミーシン:トゥトベリーゼ時代の終わりは見えないが、ヨーロッパではエストニアのフィギュアスケートがすでに尊重されている

アレックス・シェペリン

世界のフィギュアスケート界の巨匠、アレクセイ・ミーシンは、自身のトレーニングキャンプ、ミーシンキャンプ開催のため、何年もタルトゥに来ています。いつものように、アレクセイ・ニコラエヴィチは自分の生徒たちと、集中合宿のためにタルトゥのアストリアリーナを選んでいます。トレーニングとタルトゥの観客たちの前で披露する恒例のエキシビションの間に、アレクセイ・ミーシンはRus.Postimeesに、フィギュアスケートの今の過程についての自分の考えを教えてくれました。

 

ロシアの男子シングルスケートの時代はまだ来ておらず、トゥトベリーゼ時代の終わりはまだ見えない

ここ10年、ロシアの男子スケーターたちが世界選手権でメダルを獲ったのは2度だけです。2011年にアルトゥール・ガチンスキー、そして2018年にミハイル・コリャダが銅メダルを獲得しました。それ以降、ロシア人は表彰台にのぼることができていません。2010年代の実績は、ウルマノフ - ヤグディン - プルシェンコ時代の崩壊と考えられるでしょう。アレクセイ・ミーシンは、絶望する理由はなく、フィギュアスケートというスポーツは周期的に変わると考えています。

"これは揺れる過程です。ロシアの女子が良かったり、男子が良かったり。私がコーチを始めた時には、ロシアには女子シングルスケーターはいませんでした。今は才能ある女子スケーターだらけです。ペアスケートを見ると、今はロシアには良いペアが少ないです。その代わりに、良いジャンプをする上手な小さな女の子たちがたくさんいます。"

世界選手権の女子初の金で、女子はやっと実際にロシアの証明書をもらいました。マリア・ブッテルスカヤが表彰台の上の段にのぼった1999年の世界選手権の時です。2010年代半ばから、ロシアの女子スケートはエテリ・トゥトベリーゼの努力により鮮烈な衝撃を受けました。女子のスケートの試合の予想は、トゥトベリーゼの生徒の中のどのスケーターが記録的な点数を見せるのか、どんな順番で表彰台にのぼるのかでそれぞれ違っています。ミーシンはファンの間で呼ばれる"トゥトベリーゼコンベア"に対して非常にポジティブな態度を取っています。

"トゥトベリーゼの所の女子選手たちとその成果は終わりません。これは確かな事です。多くのコーチ、多くの女子選手がこの学校で練習しています。競争は狂乱状態です。正直、この時代の終わりも結末も見えませんし、本当のところ、私はこれに対して非常に前向きです。"

アリーナ・ザギトワは、今年キャリアを一時休止することを発表しました。エフゲニア・メドベージェワは、ファンたちが感じているように、心理的プレッシャーに打ち勝つことができていません。しかし、まだアレクセイ・ミーシンの生徒、エリザベータ・トゥクタミシェワとソフィア・サモドゥロワがいます。このような条件で、どのように成功を期待し、表彰台に入り込むのでしょうか?ミーシンは、選手の名前やそのコーチが誰なのかではなく、その選手がどんな武器を持っていて、それをどう使うことができるかということに意味があると考えています。

"問題は、現在一番上手く一番安定して4 - 3回転アクセルと4回転ジャンプを跳ぶことができる選手が一番良い順位になるということです。ザギトワ、メドベージェワ、そしてトゥクタミシェワの中で言うなら、これはリーザ・トゥクタミシェワです。彼女はトゥトベリーゼの生徒たちと競うことができると考えています。"

ヨーロッパ選手権ではロシアにライバルはいない

1月の下旬と3月の中旬、すべてフィギュアスケートファンがヨーロッパ選手権と世界選手権に注目します。アレクセイ・ミーシンは、ロシアはヨーロッパ選手権では成功するが、世界選手権で勝つには特別な努力が必要だという意見です。

"ヨーロッパ選手権ではロシア人のライバルは少ないと考えています。ジェームス - シプレ組の欠場で、ロシアのボイコワ - コズロフスキー組、タラソワ - モロゾフ組は勝つチャンスがかなりあります。女子シングルはとにかく"すんなりと"ロシアの表彰台になるでしょう。男子シングルもロシア人に勝つチャンスがあります。たとえば、ドミトリー・アリエフに。もちろん、パパダキス - シゼロン組はアイスダンスで優勝するでしょうけれど。(←ここなぜか「ペアで」と書いてありますが明らかに間違いなので変えてます。)"

世界選手権については、巨匠は男子シングルの特別な予想をしました。

"羽生は今勝つことができる選手のようには見えません。ネイサン・チェンが金メダルを獲ると思います。羽生結弦は言うまでもなくユニークな選手ですが、今はすべての優勝候補の中で私が一番良いと思うのはアメリカ人のチェンです。"

エストニアのフィギュアスケートは自国の大きな才能を持つ選手を待つ必要がある

アレクセイ・ミーシンはエストニアのフィギュアスケートも見守っています。特に、1984年の世界選手権銀メダリストで、現在、1月下旬のヨーロッパ選手権に参加するエヴァロッタ・キーバスの指導者として活躍中のアンナ・レバンティと友好関係を続けています。ミーシンの言葉によれば、エストニアのフィギュアスケートは形成段階にあり、ロシアのような豊かな歴史を持つ学校がないため、大きな才能がある選手はいませんが、それにもかかわらず、進歩はミーシンの目をひいています。

"エストニアのフィギュアスケートにはミハイル・セレヴコとエヴァロッタ・キーバスがいることに注目します。エストニアのフィギュアスケートはヨーロッパではすでに重要になっていますが、世界レベルではまだあまり競争力がありません。しかし、たゆまぬ努力があれば、才能ある選手はいつでも現れます。"

タルトゥはほとんど故郷のようなもの

アレクセイ・ミーシンは、本当に長年の間、自身のトレーニングキャンプのためにタルトゥを選んでいます。今年は1等星の中から大学都市にエリザベータ・トゥクタミシェワとソフィア・サモドゥロワがいらっしゃった一方、以前は、エフゲニー・プルシェンコも、カロリーナ・コストナーも、さらにヨーロッパや世界各国から多くのプロスケーターたちがタルトゥを訪れていました。

"タルトゥについて質問されたら私はいつも答えられます。ここには最も素晴らしい条件が整っています。氷、ホテル、友達になった仕事仲間。次のように書き留めてくれるようにどうかお願いします。リンクやホテルや氷がいつもキャンプの価値を決めるわけではなく、雰囲気が決めるのです。ここはフィギュアスケートのレベルが劇的に上がりました。ここではシンドラ・クリサ、アレクサンドル・アブト、アンナ・プロニナが働いていて、だから私たちはここでいつも居心地が良いんです。"

アレクセイ・ミーシンと彼の生徒たちは、タルトゥのアストリアリーナの氷で恒例のエキシビションを行いキャンプを終えます。


これはエストニアの記事ですかね?