ただのフィギュアスケートファンのロシア語翻訳

フィギュアスケート関連のロシア語記事や動画の翻訳が中心のブログです。

ミハイル・コリャダ:"新しいパワー、新しい希望と一緒にやって来て練習しています"

ちょっと前に出てたインタビューです。

英語版もあるのでもう読まれた方も多いと思いますが。ロシア語版と英語版でちょっとまとめ方が違うみたいですね。

www.figureskating-online.com


ミハイル・コリャダ:"新しいパワー、新しい希望と一緒にやって来て練習しています"

世界選手権とヨーロッパ選手権のメダリスト、ミハイル・コリャダは、健康上の問題のため今シーズン競技を休まなければなりませんでした。彼は今エキシビションの演技を準備していて、3月9日にサンクトペテルブルクで行われるリーザ・トゥクタミシェワのショーで、半年ぶりに観客の前に出ます。

ミーシャ、この前誕生日だったけど、どんな風にお祝いした?

静かに家族と過ごしました。僕は普段誕生日のお祝いはしません。なぜならだいたいその日は練習日ですから。それで今回もいつものように練習に行きました。いつものように一日が始まり、そして終わりました。

それでもやはり、結婚して半年ちょっと経ったので今回の誕生日はこれまでのものとは少し違いました。時間が飛ぶように過ぎました。本当に。とにかく少し違う感じでした。自分の家族がいるのは良いですね。もちろん、育った…両親、兄弟、姉妹もみんな素晴らしいですが、家に帰って自分自身の家族がいるということ、それは素晴らしいことです!

ファンの皆さんには特別に感謝しています。僕はこっそりツイッターを始めて、レコードの写真を投稿して、プレイヤーを買ったと書いたんです。最近、時々レコードを聴きます。僕はレコードを取り出して、置いて、かける…そのプロセス自体が好きなんです。レトロで…。で、僕が写真を投稿したせいか、誕生日に5~6枚のレコードをプレゼントされました。フランク・シナトラ、バリー・ホワイト、他にも≪old school≫から。僕は音楽好きですが、特に何が好きというわけではないので好きな曲は全部聴きます。たぶん現代音楽の何かでも気に入ったら。それを自分のプレイリストに追加しています。もし古い音楽でも何か気に入ったら…。

まだギターは弾いてる?

今は少なくなりましたが時々座って弾いています。

ファンたちはあなたにお祝いを書いてくれた?

はい。祝ってもらえてとても嬉しいです。今年僕は≪みなさんありがとう≫という投稿をしていないですが、ファンのみなさんに、僕はとっても嬉しいし全部覚えていると伝えてください。

もちろん、みんなあなたがどんな気分なのか知りたがっているけど?

素晴らしい気分ですよ!何よりもいい気分。一番大事なのは気持ちです。どんな気持ちで仕事に取り掛かるかで全てが決まります。どうにかして少し心理的な疲れが取れたみたいなので僕は良い気持ちです。新しいパワー、新しい希望と一緒にやって来て練習しています。

副鼻腔炎のせいで鼻の手術をして、それから長い間休みましたね。

10月31日に手術を受けました。それから回復していました。どうしてこんなに長くかかったか?鼻は特別な…器官じゃなく、特別な場所で、とても痛くて、お医者さんのどんな干渉もとても不快ですから。それで、回復には長い時間がかかりました。お医者さんにはこう言われました。注意する必要がある。時期尚早に行動する必要はない。手術の後すぐ一週間後にトレーニングに行って私たちがしたこと全てを台無しにするより、後で何の合併症も起こらないように少し長居して待った方が良い。手術の後、たぶんだいたい10日間くらい鼻で息ができませんでした。

詰まってたの?

すっかり、もう完全に。全部ありましたよ。血、鼻水、鼻の穴から出た綿の栓…。手術の後、手術してくれた先生の所に通院し、彼が内視鏡で見て、順調に回復していると言ってくれました。今は予防していて気分は良いです。鼻に何の問題もありません。だからこれで全て終わってるといいんですが。僕にどんな特性があるかを話されました。ただそれに注意する必要がある、それだけです。

やむを得ない休養中、家にいた時何をしてた?

日常生活を整えました。最初はたくさん休んで、たくさん寝て、食べて、飲んで、また寝て、散歩しました。それから何かしないといけないと思って家具を片付け始めました。絵をかけ、棚を打ちつけ、他にも何かしました…。取るに足らないようなことをこっちでちょっと、あっちでちょっと、でも全体の様子を見ると美しい。家で何かをしたかったんです。楽しいですから。時々料理もしました…。

おいしかった?

そうだといいんですが。料理は上手いんですよ。料理する時に問題があったことはないです。

この難しい時期、誰があなたを支えたの?

妻です。ダーシャはいつもそばにいて、全て助けてくれ、一言で言うと、全ての頼みを聞いてくれました。僕はいつもそばに信頼できる人がいると感じていました。いつも、何が起きたとしても。そして僕が一人じゃないということを自覚するのはとても嬉しいです。

あなたは1月に氷に戻り、私にはこの時を待っていたように見えました。

たぶん実際に待っていたと思います。何かから始めないといけないと、少し長居した気がします。少しずつ普通に戻り始めました。最初はとても大変でした。全部痛くて。上手くいかず、気分も悪くて、全部雪だるま式に悪い方向に行きました。でも、今はショーに参加しなければならないとわかっているので、だんだんスポーツらしくなってきました。少なくとも何か見せるなら美しくないといけないですし。

まず3月9日にサンクトペテルブルクで、それから3月29日にモスクワで出演します。これが最初の出演ということになりますね。

長い休養の後でということならそうですね。エキシビションナンバーの≪Wind of Change≫を滑ります。もちろんハラハラしています。もう長い間お客さんの前で滑っていませんから。こういう時はいつもハラハラします。でもそれについては今は考えていません。差し迫ったショーは僕にとって責任あるイベントですが、心理的準備にはもう少し後に取り掛かります。このショーに出演するのがとても嬉しくなるでしょう。

忘れてしまった感じが恋しい?

もちろん。何年もの間、いつもお客さんの前で滑っていれば、もちろんアドレナリンやそういう全てのことに慣れますよ。

たぶん今度キスロヴォツクや他の場所で合宿があると思うけど…。プログラムに関してはどうするの?持ち越し?それとも新しいものを作るの?

考え中です。今は行動のプランを立てていて、それに従う予定です。インターネットにこんな動画がありました。ジャーナリストがこう質問します。≪あなたにはある戦略があってそれに従ったんですか?≫ で、質問された人はこう答えます。≪はい。ある戦略があってそれに従いました。≫

つまり、今は話したくないということね。準備、練習で何か変更みたいなものはありそう?

たぶん。闇に覆われた秘密にしておいてください。なんで誰がどんな風に準備しているのかを話さないといけないんですか。結弦はどんな風に準備しているか話してくれますか?なんで僕は話す必要があるんですか?みんな自分の秘密を持っていないと。秘密がないと面白くなくなると思います。

ミーシャ、あなたが氷に戻って来てくれてよかった。私たちあなたのファンはあなたの演技を待っていたから。あなたには将来きっと見せてくれる高いポテンシャルがある。

僕を支えてくれ、待っていてくれたみなさんにとても感謝しています。ファンの皆さん、サンクトペテルブルクスケート連盟、そしてロシアスケート連盟に感謝しています。アレクサンドル・ゲオルギエヴィチ・ゴルシコフ会長が僕に電話をくれた時、僕がどんな気分か、調子はどうかを聞いてくれました。本当に嬉しかったです。 


コリャダくんは来季のプロどうするんですかね?相変わらずの秘密主義ですね🤭

今季のプロは全然見足りないので新しくなると残念な気持ちもありますが、新しいものも見てみたいような。

しかし仕方ないとはいえワールド残念ですねー😭

ここに向けて練習してきたプログラムを披露できなかった選手たちも新プロにするか悩みそうですよね。でも五輪前だしやっぱり変えてくる選手が多いのかな。ワールドでできなかったプログラムもどこかで披露する機会があると良いんですが…。