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宇野昌磨:2014JGPFフリー「ドンファン」解説訳(Sport)

昌磨くんが優勝した2014年のJGPFフリーの動画からです。

www.youtube.com

昌磨くんの演技は 23:50 ~。解説はグリシンさんです。


昌磨くん

[演技前]

続いてリンクに呼ばれたのは日本代表で出場する選手、宇野昌磨。彼の誕生日はリーザ・トゥクタミシェワとちょうど同じ日ですが、彼の方が1歳若いです。

彼は世界ジュニアで10位、7位、5位と順を追ってさらに高く高く高く上っており、今シーズンはグランプリシリーズの結果で既に世界最強のジュニア6人に入りました。ザグレブのグランプリシリーズ大会で勝ち、ホームの日本、名古屋では、中国のボーヤン・ジンに次いで2位になりました。ボーヤン・ジンはこの大会にも出場しています。

「ドンファン」。この曲で宇野はフリーを滑ります。ショートプログラムの後ペトロフを5点差で上回っています。

昌磨くん

[演技後]

私はこの"ウノ"の演技を観て、決して彼が"一瞬"だけやって来たわけではないことを理解しています。(ここは、ずっと前に訳した2019国別EXの時にも同じようなことを言っていて、「ウノ・モメント」という歌と関係があるみたいです。)

これはこれは…宇野昌磨。ジュニアで技術点約90点を取っています。ジュニアの年齢からシニアに上がる時、少年たちが対処しなければならない困難がはるかに少ないことを考慮すると、私たちは日本代表からまた一人ただならぬ挑戦者をシニアでもうすぐ迎えることになります。

羽生結弦は同じ17歳で、まさに彼をオリンピックの頂点に導いたスケートを実際に初めて見せ始めました。そして宇野昌磨は文字通り数日後に17歳になりますが、自分の同国人の成功を繰り返すチャンスを持っています。

しかも、彼らのスタイルはもちろんとても異なっています。羽生は初めから年と共に成長したばかりの演技構成点で信じられないほど高い評価を得ていましたが、宇野昌磨は既に今、並外れたトリプルアクセルも見せています。コンビネーションにしていない方のこのジャンプにジャッジは2.14の加点を付けています。つまりジャッジは+2~+3を付けました。トゥクタミシェワはジャンプでそれだけの加点をもらっていません。

プログラムの最初の4回転にもジャッジは加点を付けました。全体的に宇野は実に真剣にジャンプに入りました。何れにせよ、彼自身がまさにそう決めています。

彼の今シーズンの最高得点は、1位を獲得したクロアチアの試合で出した152.7点です。たとえ彼の構成点が技術点よりも著しく低かったとしても、今、この点数は十分良い点数で上書きされるでしょう。

やはり、要素をジャッジは今6点、8点で評価しており、残りの構成要素は7点台です。それにもかかわらず合計点は強い印象を与えるものになります。

キスクラ

[キスクラ]

さあ合計点をご覧ください。そして比較しましょう。

宇野昌磨は自分の演技、フリープログラムで163点を獲得しました。そして彼はシニアのグランプリファイナルに出場したロシア人の最高結果を思い出させました。セルゲイ・ヴォロノフとマキシム・コフトゥンは、それぞれ167点、166点を獲得しています。つまりこの宇野は既にフリーでロシアの最強のスケーターたちと戦うことができるということです。なんということでしょうかね?

もちろん彼が1位です。


すばらしい演技ですよねー!😊

スピード感が大好きです。

リーザ大活躍の年だったのでよく名前が出てきますね。誕生日の話は次の年のファイナルでも言っていましたけど。

ショートは違う人の解説だったので、グリシンさんはこれが昌磨くんの初解説かなーと思います。(たぶん)

 

いくつかロシア語解説の動画にたどり着いたので、昔のですが、そのうち時間があるとき訳そうかな~と思っています。