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トゥルソワとシェルバコワの男子と戦いたいという願いは叶うのか?

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ロシアでフィギュアスケートの珍しい種目が復活する。ジャンプバトルに期待することは何か

トゥルソワとシェルバコワの男子と戦いたいという願いは叶うのか?

ヤナ・レフヒナ

2021年1月21日

 

モスクワで行われるチーム戦はフィギュアスケートに革命を引き起こすかもしれません。ザギトワとメドベージェワチームの戦いに先立ち、2月5日に計画されている魅力的なジャンプフェスティバルがあります。

本当に豪華なショーが観客たちを待っています。そして、ロシアの最高のスケーターたちは、ジャンプバトルがオリンピック種目になる価値があることを証明しなければなりません。

チャンネルワントロフィーでのジャンプフェスティバルはどんなものになるのでしょうか?

フランスで行われたジャンプ大会を観客たちは評価しなかった

ジャンプ大会の形式はまだ秘密にされています。おそらく、主催者自身もこのアイデアをどうやって実現するのが最良なのかをまだ決めることができていないのでしょう。フィギュアスケートのジャンプコンテストの実例は既にありましたが、おそらくそれらはモスクワの試みのための指標にはなれないでしょう。

2001年と2002年にフランスでKorloff Top Jumpショーが開催されました。そこで、アスリートたちは簡単なものから難しいものへと順にジャンプを跳びました。ダブルアクセルから始まり、次にトリプルへ、そして男子は4回転も試しました。男子のチャンピオンになったのは、イリヤ・クリムキンとアレクセイ・ヤグディンでした。女子はエレーナ・ソコロワが優勝しました。しかし、たとえスケーターたちにとって新しい経験が面白いものだったとしても、試合の面からはあまり見ていて楽しい物のようには見えませんでした。結果として、最上位のスターの参加も、当時のフィギュアスケートの高い人気も、プロジェクトを終了から救えませんでした。

しかし、20年のうちにフィギュアスケートは技術面で急に宇宙へ飛び出しました。当時男子が持っていたのは良くてもトリプルアクセルと4回転トウループ、女子は4回転についてなど考えてさえいませんでした。4回転のスローをしようとしていたペアだけが実験をしていました。しかしこれらの試みが成功することは稀でした。

チャンネルワントロフィーには対立が必要

過去に成功した例がなかったにも関わらず、モスクワでジャンプ大会を行うアイデアは成功必至です。ロシアでフィギュアスケートへの関心は、今、人々が10歳のスケーターたちの試合から≪アイス・エイジ≫まで、実際にあらゆる産物にお金を使う準備が出来ているというくらい高いのです。そして、ジャンプコンテストのような新鮮でアクチュアルな形式は、大々的な注目が保証されています。ジャンプバトルがパンデミック時の一回きりの娯楽にならないように、トップコンテンツを綺麗な包み紙で包装するしかありません。

独りぼっちでリンクに出て、次々とジャンプをしても、幅広い観客の興味はとても引けないでしょう。それが連続して4回転でも。近年、フィギュアスケートには対立がありますから、ジャンプ大会もそのトレンドに乗って欲しいものです。価値ある戦いを見るのは素晴らしいでしょう。アンナ・シェルバコワがアレクサンドラ・トゥルソワと同時にクワドを跳び、ドミトリー・コズロフスキーがライバルたちを一列に並ばせているのを想像してみてください。元気付けに、決戦を行ってプレイオフの結果で各種目のチャンピオンを決めてもいいでしょう。

ジャンプの実験

スケーターたちが試合で見せるよりも多くのことを見せた場合にだけこの形式が定着するかもしれません。演技ではジャンプとコンビネーションの数は厳しく規定されており、要素を失敗するリスクは大き過ぎます。この意味で、ジャンプ大会は全てのジャンプ装備の実験とデモンストレーションのための非常に良い舞台です。ロシアのスケーターたちには驚かせるものがあるのですから。シェルバコワとトゥルソワは練習で珍しいコンビネーションを跳んでいたと話していました。4回転ルッツ - トリプルループ、クワドのコンビネーション。トゥクタミシェワは独創的なアクセル - ループを練習していました。

いよいよ、私たちはトゥルソワの4回転ループ、トゥクタミシェワのクワドトウループ、そしてコリャダの理想的な4回転ルッツを、良い質で、そして大きなリンクの上で見ることができるかもしれません。そして、そこではおそらくアリョーナ・コストルナヤも、私たちがとても恋しがっている≪トリプルアクセル≫を思い出すでしょう。

女子対男子

とにかく、ジャンプ大会では公式大会ではとても起こりそうもないことがあるかもしれません。たとえば、女子と男子の対決です。トゥルソワとシェルバコワは長い間男子シングル選手たちと試合をしてみたがっていました。そして、ドミトリー・アリエフはそういう≪チャレンジ≫に反対していないことを認めていました。:≪面白いでしょうね。サーシカはまあ…時々僕たちを引っ張ってくれるでしょう。僕は試合することに反対ではありません。面白いとさえ思います。≫

要望に応じて、最も難しい要素をシンクロして行う男子スケーターたちと女子スケーターたちのミニチームを作ることもできます。全体として、ファンタジーのためだけに壮大です。ルールが明瞭でわかりやすく、試合がダイナミックで、評価基準が透明であることが大事です。

主催者がアイスダンサーのために何を考え出すのか興味深いです。試合でアイスダンサーたちはジャンプしませんが、彼らはみんな元シングルスケーターたちですから、たとえ簡単なジャンプであっても彼らは覚えているに違いありません。それなら、アイスダンサーの中の誰が一番上手にジャンプの初歩をマスターしているのか明らかにしましょう。

オリンピックへの道はモスクワで始まるのか?

女子シングルでジュニアが優勢であることに反対する人たちは、プログラムを技術面と芸術面で分ける必要性についてよく話しています。そして、モスクワでの試合はこのアイデアを実現するとどうなるかを部分的に示すでしょう。もちろん、オリンピックプログラムにジャンプ大会が含まれる可能性について話すのはまだ早いですが、もしこのような形式が定着し、ショーであっても定期的に行われるようになれば、チャンネルワントロフィーは革命の前兆と考えることができます。

そして、ロシアのスケーターたちには、ジャンプの試合がちゃんと興行になれることを証明するあらゆるチャンスがあります。結局、かつてはオリンピックの団体戦も実現不可能なファンタジーのように思えていたのです。


ジャンプ大会、やるならアイスコープみたいなのを使って、客観的に飛距離・高さ・速さで順位決められたら面白そうですよね。スポーツっぽい!

ジャンプ毎に順位が決まるとしたら、世界大会があったら3Aはやっぱりハンヤンが一位になるのかな…?