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トゥクタミシェワは豪華な新衣装を見せ、コリャダは≪シンドラーのリスト≫を滑った。サンクトペテルブルクでのクローズドテストスケートの写真
アナスタシア・パーニナ
8月30日
フィギュアスケートのロシア代表たち全員が、9月12~13日にチェリャビンスクに集まります。(12-13と書いてありますが11~12日ですね)そこでオリンピックシーズンのプログラムが披露されます。サンクトペテルブルクの代表たちは、公に披露する約2週間前に、市内のテストスケートに出場するのが慣例のため、この意味で彼らには少し合法的なアドバンテージがあります。
サンクトペテルブルクでのイベントは非公開で、観客なしで行われ、ジャーナリストもいません。シーズンに入るスケーターたちの状態を評価し、彼らの新プログラムを分析することが主な目的です。選手たちはたいてい練習着か昨シーズンの衣装で滑ります。なぜなら8月の終わりに新シーズンのためのイメージが出来上がっている人はほとんどいないからです。しかしながら、時々例外もあります。エリザベータ・トゥクタミシェワは一度に2着の新衣装を公表しました。これらやその他の独占写真は≪Match TV≫のセレクションにあります。
エリザベータ・ヌグマノワは、昨シーズン、主要大会への3枠争いの十分近くまで迫りました。しかし、これは点数についてではなく、ロシア選手権の順位について話した場合です。点数に関してはトップ選手たちとの差はかなりありました。今年リーザはもっと大変になるでしょう。以前はまだ年齢制限のためロシア選手権に出場できなかった何人かの競争相手が、もうすぐ1歳大人になり年齢制限をクリアするからです。
いずれにせよ、ヌグマノワは既に自分の個性と観客を持つ有名なスケーターです。どんなに多くの人が反対を主張しても、4回転ジャンプなしの美しいスケートは求められています。
アンドレイ・モザリョフは、パンデミック前、最後に開催された世界ジュニアで勝ちました。昨シーズン、彼は既にシニアに参戦し、世界選手権出場の2番目の切符争いに本格的に参加していましたが、その時は心理的な準備と健康面が少し足りませんでした。モザリョフの新プログラムの情報は今のところありませんが、今年彼はきっとオリンピック代表枠一つの候補者になるでしょう。
いつもリンクサイドで見るのが楽しみなのは誰ですか?もちろん、元気で機嫌の良いタマラ・モスクヴィナですね。彼女のクラブからテストスケートに参加したのは世界チャンピオンのアナスタシア・ミーシナ – アレクサンドル・ガリャモフ、そしてピョートル・グメンニクです。タマラ・ニコラエヴナの左に写っているのは、彼女のクラブで2シーズンスケーティングを専門に教えているニコライ・モロシュキンです。そして、グメンニクのメインコーチのベロニカ・ダイネコもいます。
モスクヴィナのクラブのもう1組のペア、ヨーロッパチャンピオンのアレクサンドラ・ボイコワ - ドミトリー・コズロフスキーは怪我のためホームのテストスケートには参加しませんでした。
エリザベータ・トゥクタミシェワは、テストスケートに向けて、まるでこれが既にオリンピックであるかのように準備していました。数少ない目撃者たちはコンディションに文句なしと評価しています。トリプルアクセルさえ跳んでいたようです。日本のアーティストがアレンジしたタンゴOblivionのショートプログラムのために、リーザはチョーカーとシフォン製の≪フィン≫が付いたブレスレット、ワインレッドブラウンの衣装を選びました。
ミハイル・コリャダはフリープログラムの≪シンドラーのリスト≫だけ滑りました。ミハイルには幾分安定した4回転サルコウが戻りました。そしてこれはジャンプ構成を上げるための良い助けになるでしょう。
エフゲニー・セメネンコは、昨シーズン大躍進した選手の一人として、今年は自分自身に多くのことを求めることでしょうし、私たちみんなも今度は彼に遥かに多くのことを期待するでしょう。以前は良いジュニア選手の一人で、コリャダのスパーリングパートナーだと考えられていましたが、今はエフゲニー自身が選手として興味を持たれています。
アナスタシア・ミーシナ – アレクサンドル・ガリャモフは、フリープログラムでゲオルギー・スヴィリドフの≪吹雪≫と≪時よ、前進!≫の曲に挑みました。写真では練習着姿ですが、この最小限の視覚表現は、一見したところ、振り付けの雰囲気にとても合っています。ひょっとすると試合用の衣装も似たようなスタイルで作られるかもしれません。
ピョートル・グメンニクは今シーズン、トム・ウォーカーの≪Leave a light on≫を使用したショートプログラムで特に成功しています。彼は今のところ何よりも4回転サルコウと4回転トウループに取り組んでいます。近いうちに4回転ルッツを試すことはなさそうです。
ソフィア・サモドゥロワは難しい成長期を終えたように見えます。代表権を争うのは客観的に見て難しそうですが、彼女のコンディションは素晴らしいです。ソーニャはいつも美しさと珍しい振り付けに応じることができます。
エリザベータ・トゥクタミシェワのフリープログラム、Hanine El Alamの≪Arabia≫とDarbuka Dance Musicの≪My Love≫はオリエンタルなテーマです。衣装は伝統的なエジプシャンカラー、ゴールドとターコイズブルーを使用しています。
エフゲニー・ルカヴィツィンのグループのスケーターたちは、現在ヨーロッパで合宿中のため、テストスケートに参加しませんでした。彼らは≪ネーベルホルン杯≫の前の隔離期間を考え、早めに現地へ向かいました。
今週、ロシア選手たちが参加する最初のジュニアグランプリシリーズ大会がスロバキアのコシツェで開催されます。クールシュヴェルで行われた最初の2戦にはロシアのスケーターたちは、フランスのコロナウイルス対策強化のため出場を許可されませんでした。もし試合に出場していたら、彼らは10日間隔離されていたことでしょう。
9月12~13日(11~12日です)にはチェリャビンスクでロシア代表のフルメンバーが新プログラムを披露します。≪Match TV≫の記者とカメラマンは、最も重要で興味深いことの全てを伝え、お見せするために現場へ向かいます。