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ラファエル・アルトゥニアン:マリニンには4回転アクセルを習得するチャンスが十分ある

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ラファエル・アルトゥニアン:マリニンには4回転アクセルを習得するチャンスが十分ある

2022年1月11日

ボリス・ホドロフスキー

 

ナッシュビルで終了した全米選手権で、男子の試合の"金"はネイサン・チェンが獲得しました。彼は既に6回国内チャンピオンになっており、オリンピックでの大きな望みに繋げました。リア・ノーヴァスチの記者は、アメリカ代表のトップ選手のコーチであるラファエル・アルトゥニアンから短いコメントを取りました。

- ナッシュビルでのチェンの演技には満足されていますか?

- 最大限の結果を狙っているコーチは皆、全てに満足することはありません。全米選手権でネイサンにはミスがありました。ジャッジがマイナスしたエレメンツの判定はおそらく最も正しい。

- あなたの生徒がチャンピオンにならないという推測は難しかったですが…。

- 今シーズンはそういうことがスケートアメリカで起こりましたからね。私は数字の魔法を信じているんです。シニアの全米選手権で勝った1位の女子はマライア・ベルでした。1位の男子はチェンでした。ネイサンが獲得したタイトルは今回で11回目です。2つの1!

- タチアナ・タラソワのような厳しい目利きが、今シーズンチェンのためにモーツァルトの曲で作られたプログラムを天才的だと言っていました。なぜ昨年のものに戻されたのですか?

- オリンピックシーズンにリスクを冒してはなりません。私たちはいくつか興味あることを試しましたが、何かがはまらないことがわかりました。ターニャ・タラソワの評価を読んでとても嬉しかったですし、このプログラムを私たちはまた観客のみなさんに披露しようと思っています。賛成意見と反対意見を慎重に考慮した結果、事実上消えていた昨シーズンの作品に戻しました。これは合理的な選択であり、私たちは誤算していないと思います。

- ナッシュビルでアルトゥール・ドミトリエフはアメリカの観客たちを4回転アクセルで驚かせることにしました。そして回転不足ではありましたがこのジャンプは認められました。全米選手権初出場と考えるとこれは宣伝行為になりましたか?

- 4回転アクセルは超自然的なものではありません。近い将来スケーターたちはこのジャンプを習得すると確信しています。イリューシャ・マリニンにはチャンスが十分あると思います。彼はナッシュビルの試合のフリープログラムで4本の4回転を跳び、ショートで2本跳びました。自分の体をコントロールし、ケガをしないようにすることが大事です。どの4回転ジャンプを跳ぶにもリスクはあります。4回転アクセルにはリスクを冒す価値があります。

- あなたはナッシュビルでセンセーショナルに銀メダルを獲得したイリア・マリニンのコーチの一人としてもプロトコルに載っています。チェンと同じように彼をリモートでトレーニングされているのですか?

- いいえ。イリアは両親と一緒にカリフォルニアの私たちのマスタークラスにやって来ています。2年くらい前から私たちはこういう形式で協力しています。ターニャ・マリニナもロマン・スコルニアコフもよく知っています。彼らはとてもきちんとした人たちで今シーズンが始まる前に私をイリアのコーチとして書き加える許可を求めてきました。私にとってこれは名誉なことであり、当然ながら承諾しました。私がマリニンに4回転ジャンプを教えたと言うのは大げさでしょう。


確かにマリニン君ならそのうち4Aも跳んじゃいそうですね。

気になったのはネイサンのモーツァルトの話!いつやるつもりなんでしょうか?🤔