≪ロシアルーツが助けた≫ ヤグディンはアメリカ人マリニンのクリーンな4回転アクセルを評価した
ヴラド・ジュコフ
2022年5月13日
ロシアルーツがアメリカ人スケーター、イリア・マリニンが練習でクリーンな4回転アクセルを跳ぶことを助けた。オリンピックチャンピオンのアレクセイ・ヤグディンは、このような意見を≪Match TV≫のインタビューで話しました。
先日、17歳のマリニンはSNSに練習で4回転アクセルに挑戦してクリーンに降りた動画を投稿しました。
- 私はこの少年をほぼ1年前、SNSと試合中継で知りましたから、もちろん彼の存在は良く知っています。
と、ヤグディンは言いました。
- 彼はとても才能があり、本当に信じられないくらい天才的です。私が認識していて見たことがある状況では、これはフィギュアスケートで完全に回り切りクリーンに着氷した史上初の4回転アクセルです。羽生結弦が跳んでいたような、練習で近いものもなく、きちんとやり遂げられなかった要素をオリンピックで見せるというただの試みではなく、完璧に遂行されたジャンプです。アレクセイ・ニコラエヴィチ・ミーシンは、彼が生きている間にこういう難しい要素が跳ばれることはないだろうと言っていましたが、そうならなくて私は嬉しいです。そして、私はまだ練習中ではありますが、クリーンな4回転アクセルを世界で初めて跳んだ人としてイリアをお祝いしたいです。彼の将来の展望について話すなら、彼が持つ練習の王の称号に、さらに試合での成功を加えて欲しいものです。彼にはそのための全てがあります。
- マリニンがロシア代表で出場していないことが残念か？まあ、まずはご愁傷さまですが、次に、彼は何れにしてもロシアルーツであり、ロシア民族は非常に才能がありますから。ですから、彼が誰のために試合に出場しているのかに意味はありません。大事なのは、ロシアルーツという要素も、彼が4回転アクセルを跳んだ初めての選手になるのを助けたということです。もちろん、とても多くのことが練習や練習環境によるものですが、生まれつき植え付けられたことも重要です。これはずっと価値のあることです。
と、オリンピックチャンピオンは総括しました。
まだ試合でクリーンに4回転アクセルを跳んだ人はいません。日本人の羽生結弦とロシア人のアルトゥール・ドミトリエフが別々の年にこのジャンプを跳ぼうとしました。
