≪プルシェンコは、僕の勝利は全くの幸運だと言った≫:シズラニのロシアカップチャンピオン、アルチョム・コヴァリョフ
Sport24のためのインタビュー
≪プルシェンコアカデミー≫の17歳、アルチョム・コヴァリョフは、フィギュアスケートロシアカップ第1戦のチャンピオンです。男子の参加者で最も若いスケーターは自分の勝利にあまり満足していませんでした。ミスがあり、望んでいた程多くの点数をもらうことはできませんでした。例えば、女子シングルの試合のチャンピオン、アンナ・シェルバコワは17点も上の点数です。
≪モスクワオープンでは勝った時の感情がもっと強かったです。あの時僕は戦いました。でもここでは演技後、エフゲニー・ヴィクトロヴィチ(プルシェンコ - Sport24)が僕に音声メッセージを送りました。彼はこの1位は≪全くの幸運≫だと言っていました。僕も同じ意見です。僕はラッキーでした。ローマ・サヴォシンもマカール・イグナトフも最高の滑りではありませんでした。≫
と、コヴァリョフはSport24のインタビューで言いました。
コンスタンチン・レシクとの話で、彼はコンテンツ強化の計画、アレクサンドル・ヴォルコフコーチとの12年間の練習、エフゲニー・プルシェンコからのアドバイス、そしてアレクサンドラ・トゥルソワとアリョーナ・コストルナヤとの付き合いについて話しました。
- 自分の演技をどう分析する?
- ショートは4回転サルコウをもっとクリーンに跳びたかったです。全体的に上手くできましたが、ジャッジは新しい印、q(ちょうど1/4回転足りない)を見つけ、僕はプラスがもらえませんでした。2つのスピンがレベル3で、片方で僕は≪シットスピン≫の姿勢を取っていませんでした。
フリープログラムでは最初の2つの4回転ジャンプに失敗しました。転倒と≪抜け≫です。アレクサンドル・セルゲイヴィチ(ヴォルコフ - Sport24)もこう言いました。もっとプラスがもらえるようにトリプルアクセル+トリプルトウループのコンビネーションの練習をしないといけない。
- コンテンツ強化についてどんな計画がある?
- ちょうど今から僕には休む期間ができるので、新しい4回転を仕上げたいです。トウループとループです。プログラムに入れられるようなレベルまでもっていく時間があります。フリップとルッツにはまだ手を付けません。3回転があまり上手じゃないので。
- 夏にアレクサンドル・ヴォルコフは≪トウループはほぼ出来ている≫と言っていたね。
- トウループはもう出来ます。でも安定はしていません。サルコウの方がずっと安定しています。サルコウは練習でいつも跳べますが、トウループは違います。今日みたいに2つのジャンプを失敗するのは偶然です。そういうことは普段ありません。
- フィギュアスケートを始めたきっかけを教えてくれる?
- 4歳の時に祖母が連れて来てくれました。1年間は健康増進のためのグループで滑っていました。正確に言うと、リンクを這い回っていました。5歳の時にアレクサンドル・ヴォルコフがやって来ました。そして今日まで僕は彼と練習しています。
- どうしてこのスポーツにしたの?
- 正直に言うと、わかりません。僕の家族にスケーターはいません。祖母はただ僕をどこかに入れたかっただけです。そして近くにちょうど≪クリスタル≫のリンクがあったんです。だからそこに行きました。
- エフゲニー・プルシェンコは練習でよくサポートしてくれる?
- 毎日です。彼には自分のグループもあります。そして彼は僕たちもサポートしてくれています。トランジション、繋ぎ、ステップを作り、正しい呼吸法を教えてくれます。演技の後すぐに、最初の2つのジャンプを失敗した後、プログラムをどう滑るのかと尋ねられました。ちょうどエフゲニー・ヴィクトロヴィチは考えないようにすることを教えてくれていました。転んだか転んでいないか、どちらでも同じこと。プログラムがあり、要素から要素に進める必要があると。
- 彼がくれたアドバイスでどんなものが一番価値があった?
- ≪全ての試合で順位のことを考えなくていい。≫ 僕は出来ることをしなければなりませんが、ジャッジが既に僕を相応しい順位にしています。もちろん、もし僕が自分の仕事をしたらですが。
- 君のインスタグラムから判断すると、プルシェンコは君のお気に入りのスケーターの一人みたいだね。
- はい。あと、ネイサン・チェン、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、そして宇野昌磨もです。彼らのジャンプが好きです。
僕は4回のオリンピックに出たエフゲニー・ヴィクトロヴィチの勇気にとても驚かされています。彼が言われていたことは考えないようにしています。
- 君は彼のオリンピックでの演技を全部見たの?
- はい、もちろん。
- 2010年のバンクーバーについてはどう思う?全てフェアだった?
- ある面から見たらフェアではなかったと思います。コンテンツ、4回転で彼は最高でした。別の面から見ると、GOEシステムができ、それがエヴァン・ライサチェクを1位にしました。
- この夏、プルシェンコアカデミーに多くの新しい専門家がやって来たけど、もう誰かと一緒に練習できた?
- 自分のコーチなしで行ったキスロヴォツクの合宿で、セルゲイ・ロザノフとだけです。でも、僕はアレクサンドル・セルゲイヴィチと練習する方が慣れています。単純に僕は彼を知っているので。彼は僕にトレーニング方法がどういうものになるのかをすぐに言ってくれることを知っています。セルゲイは今から何をするのかわかっていませんでした。単純に快適ではありませんでした。
- 3週間で快適にならなかった?
- なりませんでした。ほら、僕はただ一人のコーチに慣れているんですよ。そして僕はずっとヴォルコフのところでトレーニングするつもりです。
移籍についての考えは全くありません。彼がどこへ行っても僕もそこへ行きます。これは100%です。僕たちのグループで、≪クリスタル≫から≪Angels of Plushenko≫への移籍問題が起きた時、アレクサンドル・セルゲイヴィチはこう言いました。≪君が嫌なら私たちは行かないよ。≫ 僕はこう答えました。≪もしそうすることが必要で、あなたが何かに満足していないのなら行きましょう。≫ そして僕たちは移りました。
- 2つのリンクの違いは何?
- ≪クリスタル≫にはそれぞれ結果に合わせて調整された多くのグループがありました。≪プルシェンコアカデミー≫ではみんなが一緒に練習しています。仮に、僕が学校で、自分の練習に行けないとします。この場合、僕が加わって練習できる別のレッスンがあります。僕たちの後、スケジュールには、エフゲニー・ヴィクトロヴィチのグループが入っています。そこではサーシャ・トゥルソワ、サルノフスキー兄弟、ソフィア・ティトワが滑っています。もし必要なら彼らがいるリンクに加われます。それか、アレクサンドル・セルゲイヴィチの年少グループに。
- ≪アカデミー≫の新しいスター、サーシャとアリョーナ・コストルナヤとは話ができた?
- サーシャは前から知っています。アリョーナとは会いますが、≪やあ≫と≪どう?≫くらいで特別話はしていません。
- 初対面の印象は覚えている?
- いいえ。同じアスリートですから。彼らはとても高いレベルです。移籍したのは良いんじゃないかな。彼らには自分の目標がある。
- フィギュアスケートで夢はある?
- 僕ができることで健康が許すことを最大限にやることです。もしキャリアの終わりに全部出し切ったと言えたなら嬉しいでしょう。
フィギュアスケートは途方もない速さで発達しています。4-5本の4回転をフリーで跳ぶことがノルマになっています。これを達成できるように頑張ります。
- ネイサン・チェンの5本の4回転を見てどう思った?
- まだどうやるのかわかりません。僕はどうにかして3本跳ぼうとしましたが、そのうち成功したのは2本です。今のところこれが僕の限界です。4本とか5本跳ぶ方法はまだわかりません。トリプルアクセルもありますし。
- でもロシアでは男子は女子より競争が少ないよ。
- それはそうです。でもそれでもやはり…。以前はシニアのロシアカップでトリプルアクセルを跳べば≪ワォ≫と言われていました。でも今は4回転1本でも少ないです。僕のショートの84点では足りません。87-90点くらいあればもっと競争できるのに。
それに、ミーシャ・コリャダやサーシャ・サマリンといったライバルたちがいます。サーシャは2本のクワドを必ず入れてきます。彼は既にテストスケートで見せています。そして、ミーシャは仕上げると思います。彼はとてもスケーティングが良いですし。彼は移籍後変わりました。
- シニア代表のテストスケートで誰に感動した?
- ミーシャとアンドレイ・モザリョフです。アンドレイのプログラムは面白いですし、ジャンプが良いし、多くのトランジションが入っています。そしてコリャダもモザリョフもスピードがありました。