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アレクサンドラ・トゥルソワのコラム

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≪全ての選手たちがそれを感じるために出場している気持ちを私は2度感じた≫

アレクサンドラ・トゥルソワのコラム

2023/02/27

 

Japan Openについて興味を持たれるかもしれません。この試合は毎年秋に日本で行われています。

(私のシニア1年目の)2019年、私は10月5日に埼玉で行われた大会に招かれました。この大会はチーム戦で、ヨーロッパ、アメリカ、日本の3チームが参加します。チームはそれぞれ男子シングル2人と女子シングル2人の4人で構成されます。私はアリーナ・ザギトワ、ハビエル・フェルナンデス、デニス・ヴァシリエフスと出場しました。アメリカチームはブレイディ・テネル、長洲未来、ヴィンセント・ジョウ、ネイサン・チェン。日本チームは紀平梨花、宮原知子、島田高志郎、宇野昌磨でした。

試合自体はショーに近いものです。1日かけて、みんながフリープログラムだけを披露し、結果はチームのポイントに加算されます。試合後、同じ日にエキシビションが行われます。

私たちは日本に夜遅くに到着しました。次の日は練習で、その次の日が試合でした。時差があるだけではなく、ほとんど休みなしでした。私はこんな状況で出場したことがまだ一度もありませんでしたし、大変な経験でした。私はとても心配でした。いつものように試合まで休んで疲れを取ることができなかったからです。試合前の朝の練習は良くなくて、何も上手くいきませんでしたし、私は落ちこんで、会場の更衣室で少し横になって休むことにしました。

試合が始まった時、会場は空席が一つもなく満員でした!

チームの紹介は次のように行われました。私たちはリンクに出て、ちょっとした小芝居を見せました。最初に男子が演技し、私たちは自分のチームをキス&クライで応援しました。その後ウォーミングアップがありました。私はまだとても心配していました。チーム戦でしたから。男子の演技が終わった時点で私たちのチームは3位だったので、私はそれを挽回したいと思っていました。

その時、私は初めて試合で一つのプログラムの中で4本の4回転ジャンプに挑戦しました。その日は考えていた通りに全て上手くいきました。その結果、私たちは勝ちました!演技を終え結果が出た後、すっかり満足して空っぽな気持ちでした。全ての選手たちがこの気持ちを感じるために出場しているように思えます。こういうことを感じたのはスポーツ人生でたった2度しかありませんでした。ソフィアの世界ジュニアとJapan Openです。

表彰式の後すぐに製氷され、私たちはエキシビションのリハーサルに参加しました。ああいう演技をした後で大変でしたが、私は自分のショートプログラムを滑りました。

大会が終わったのはとても遅い時間でした。ホテルでの夕食には間に合わず、4人(私、母、ダニイル・マルコヴィチ・グレイヘンガウス、アリーナ・ザギトワ)でレストランを探しに出ました。唯一開いている所を見つけ、みんなそこがとても気に入りました。私以外は。私は普通のサーモンの巻き寿司しか食べられませんでした。珍しい物を食べるのがあまり好きではないので。

特に言っておきたいのは、日本ではフィギュアスケートがとても愛されているということです。心配そうに、全ての選手に賞賛と大きな敬意が向けられています。試合の観客席にはいつもそれぞれの国の国旗があります。そして彼らは自国選手と同じように全ての選手を応援しています!

これらの試合はずっと覚えていると思います。私にとってこれはとても特別で興味深く有益な経験でした。


早くロシアがなんとかならないかなと思いつつ久々に更新いたしました。