ただのフィギュアスケートファンのロシア語翻訳

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ザギちゃんのインタビュー2

ザギちゃんのインタビュー1の続きです。


[p.30] 

アリーナ・ザギトワにとって昨シーズンは彼女の選手生活で一番難しいシーズンとなった。

シーズンの初めの世界記録は、まずロシア選手権、次にヨーロッパ選手権で失望に変わりました。怪我や自分の力への疑いは避けてくれませんでした。全ての人がそういったあらゆる面からのプレッシャーに耐えられるわけではありません…。最終的には日本の埼玉で行われた世界選手権で結果を出さなければなりませんでしたが、そこで、オリンピックチャンピオンは彼女に与えられた全ての試練を鮮やかに乗り切りました。彼女はフィギュアスケートで獲得できる全てのタイトルを勝ち取った初のロシア女子スケーターになり、女子シングル選手の中では、オリンピックで勝った一年後にフィギュアスケート界最強の選手になったカタリーナ・ヴィットに続く二人目のスケーターとなっただけではなく、世界中の多くの人たちを自分とフィギュアスケートに惚れ込ませました。雑誌"フィギュアスケートの世界"のインタビューに、アリーナ・ザギトワは自分の誕生日に答えてくれました。5月18日に彼女は17歳になりました。"クリスタル"での練習の後、話す時間を少しもらい、彼女は一番欲しい誕生日プレゼントや、選手生活で大変だった時のこと、子供の頃の夢と将来の計画のことを話してくれました。

(記事下)

魅惑的で魅力的なアリーナ・ザギトワ

[p.31] 

"私は今日を生きている"

[p.32] 

- いつもは私は自分の誕生日は休暇中に、どこかの暑い国でお祝いします。私たちのグループはこの時期は休暇中なので。でも、5月の終わりに日本でショーがあるので、エテリ・ゲオルギエヴナ(注:トゥトベリーゼ)に許可をもらって少し早く休暇を取りました。と、アリーナは説明してくれました。子供の頃、誕生日はいつも何か面白いことが起こると考えながら目を覚ましていました。そしてその日は実際に素晴らしいものでした。いつも友達たちとお祝いして、キッズカフェ行って、遊んで、とても楽しかったです。今はもちろん友達は少なくなり、そういう風に本当に楽しむ時間はなくなりました。だから、夜に家族でお祝いしています。私、お母さん、お父さん、妹のサビーナ、おばあちゃんで。なぜなら最近私たちはみんなで集まることが滅多にないので、私にとってこれが最高のプレゼントなんです。

- 太陽や海は練習生活から完全に切り離してくれる助けになった?

- そうですね、自分をすっかり解放するというのはいつもうまくいきません。私にとって一番重要なのは体重を維持することなので、休暇中でも几帳面に自分の食事に注意し続けなければなりません。毎日体型を維持するためにジムに行くようにしました。もちろん何もしないということもできますが、自分自身を甘やかすと練習で力が出せないということを、私は既に分かっていますから。

- まだまだ夏は続くけど、スケータにとって夏はもう準備や練習を始めなければならない時期ですね。夏季休暇の後、普段はいつもどんなふうにシーズンに入るの? 

- かなり長い間ジャンプに苦しんでいます。初めは"持久力"が足りないので、プログラムを滑り切るのが難しいです。でも今日は最初の練習でしたが全てうまくいきました。

- アリーナ、スターでいるのは大変?

- それはないです。

- 絶え間ない撮影やレセプション、多数のジャーナリストたちにへとへとにさせられない?

- まあ、そういうことはいつもというわけではないので。オリンピックの後はそういう注目に慣れることは決してないだろうと思えましたが、その後慣れました。こんな風に考えました。たとえば、私がおばあちゃんになった時にまで私の所にインタビューに来ることはないだろうって。その代わり、今後私が一生思い出すことが今私に起こっているんです。

- オリンピックで演じたプログラム"ドン・キホーテ"のアリーナ-キトリをイメージして作られた、金メダルと、今は"クリスタル"のリンクの庭に住んでいるマサルが付いたバービー人形さえあるけど、こういう栄誉を与えられた女子スケーターはまだ他にいませんね。 

- 私自身この人形はとっても嬉しいんです。なんて凝ってるの!私を喜ばせるために、皆さんが手作業で一日以上かけて衣装に一つ一つ石を糊付けしてくれたんです。この人形を見ると、とてもエネルギーをもらえます。皆さんが私を愛してくれているを感じます。

(ちなみに人形はこんなのです)

ザギちゃん人形

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私たちはお互いに愛を手に入れ、エネルギーを交換しているんです。彼らが私に感動を与え、私は彼らに。逆もあります。これが何よりも大事です。

- だけど、17歳で大勢の人のアイドルになったことを自覚してどう思う?

- それについては全く考えていません。私は何よりもまず自分のままでいる必要があると思っています。いつも、どんな状況でも。自分の仕事をし、ファンを喜ばせ続ける。もし私が自分を実際よりも良く見せようと不自然なことをしたら、人々はきっとそのことに気付くでしょう。これは演技中と同じようなものです。感情が心からの誠実なものであれば、プログラムは違うものに見え、観客からの反応もそれ相応のものになります。

- スターの誰かと知り合いになりたい?たぶん他のスポーツの人かな? 

- アリーナ・カバエワと会いたいです。私は彼女がどれだけ強い人か知っています。彼女が選手として演技していた時にとても好きになりました。ちなみに、アリーナは埼玉の世界選手権の前日に私に電話をくれ、励ましの言葉をくれました。ですが、私たちはまだ直接会えてないんです。

- 今のスケジュールの中で撮影やフォトセッションに多くの時間がかかっているけど楽しい?それともやっぱり仕事?

- たぶん、より正確に言うと、それは喜びをくれる仕事です。撮影が朝の9時から夜の8時まである時は、練習より疲れます。でもポジティブな感情がもっとあります。私はモデルをするのがとても好きなんです。将来はモデル業をやりたいとさえ考えています。何か新しくて自分のためになることを学ぼうとしているんです。

- 例えば?

- 私は前より開放的になった気がします。スタジオでは多くの人に、何をして、どんな風に仕事をしているのか見られているんですから。すべて最高レベルでやらなければなりません。これはより俳優の仕事に似ていて、私はお客さんでいっぱいの会場で演技することには慣れていますが、最初は自信がなくて恥ずかしかったです。

(一番下の質問は答えが次のページに続いているのでまた次回!)


訳そうかなという記事がたまってきてしまった!追いつけるかな💦

とりあえず、これはあと二回で終わります。