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全日本選手権の記事

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羽生結弦は2015年以来初めて全日本選手権に出場して負けた。紀平は女子最高位

宇野昌磨は復活したようだ

 

12月の終わりと1月の初めは国内選手権の時期です。様々な国の選手たちが主要国際大会への道を切り開いています。今週、全日本選手権が開催されました。あなたは最も予測不能な大会はロシア選手権だとお考えですか?日本人たちはそうは考えていません。無名の新人ジュニアの表彰台、樋口新葉のカムバック、紀平梨花の内容など、この大会で起こった全ての興味深いことについて。

女子

ショートプログラムの後の女子の中間結果には意外性はありませんでした。中間では紀平梨花が金、宮原知子が銀、坂本花織が銅です。

梨花は、トリプルアクセルのステップアウトとスピン一つとステップのレベル取りこぼしのため、点数はそれほど高くありませんでした。(73.98)

宮原はショートでは3点低い点数、70.11でした。3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションのトウループと単独ループの回転不足、ステップと2つのスピンでのレベルの取りこぼしが邪魔をしました。(ジャンプ以外の要素で今まで問題があったことがない知子にとっては珍しいことです。)

花織は同胞たちとは違い、(3回転フリップ-3回転トウループのトウループで回転不足を取られましたが)全ての要素で加点のつく演技でした。しかし、3位以上の点数を獲得するには十分ではありませんでした。彼女はこの演技で69.95点を獲得しました。

試合の2日目(3日目だけど!)、フリープログラムの日は、明らかにショートの日よりずっと面白く思いがけないことが起こりました。

結果は、紀平梨花が全日本選手権で初優勝しました。彼女はフリーで自信のある演技を見せ、155.22点を獲得しました。当初、梨花は4回転サルコウを入れていましたが、それは行わず、3回転を跳びました。これは、2本のクリーンなトリプルアクセル、そのうち1本は3回転トウループとのコンビネーションを跳んだ後、彼女を狂わせませんでした。四大陸選手権と世界選手権への良いエントリーです。ところで、試合後のインタビューで、梨花は、世界選手権に向けて、ルッツ(彼女は怪我のためシーズン当初から跳んでいません)を戻し、プログラムから4回転サルコウをなくすつもりはないことを表明しています。

すべての人に思いがけないことですが、2位になったのは樋口新葉です。新葉が銀メダルを獲得した2018年の世界選手権の後、彼女のキャリアで困難な時期が始まりました。健康問題、試合でのあまり良くない演技、全日本での5位。今シーズンはずっと良く始まりました。グランプリシリーズで、新葉は表彰台には届きませんでしたが、悪くない演技を見せ、試合で必要な自信を取り戻していました。そして、全日本選手権に向けてそれがうまくいきました。ショートプログラムは悪くはありませんでした。ショートの後、樋口は68.10で4位でした。そしてフリーも彼女に従いました。新葉はトリプルアクセル(彼女はすでに練習で披露していますが、とても良さそうでした)を入れていましたが、変更してダブルアクセルを跳びました。その後のミスは、3回転フリップのステップアウトとあいまいなエッジだけです。2つの演技の合計で、新葉は206.61を獲得しました。

そして最も興味深いのは、試合の結果、17歳のジュニア、川畑和愛が3位になったことです。ショートで彼女はクリーンに滑り終えましたがGOEと演技構成点で高い点数がもらえず、65.53点で6位に終わりました。フリーは小さなミスがありました。ダブルアクセル-2回転トウループ-2回転ループのコンビネーションのループの回転不足。フリップの回転不足とエッジエラー。彼女はジュニアとしてジャッジされたため、他の選手たちと比べて演技構成点に大きな差がありますが、それでも彼女が銅メダルを獲ることを邪魔できませんでした。和愛の合計点は193.96です。

過去の全日本チャンピオン、坂本花織と宮原知子は完全に立っていられませんでした。彼女たちは二人共悪い演技で、あまりにも多くのミスをしてしまいました。知子は転倒はしませんでしたが、ステップアウトと9つの回転不足が得点に大きく影響しました。その結果、彼女は4位になりました。花織はダブルアクセル-3回転トウループのコンビネーションで転倒し、それ以外に4つのジャンプで回転不足を取られ、ルッツのエッジエラーを取られました。結果は6位です。

四大陸選手権の日本代表チームのメンバーは、紀平梨花、樋口新葉、坂本花織。世界選手権は、紀平梨花、樋口新葉、宮原知子。世界ジュニアは、川畑和愛、河辺愛菜です。

男子

羽生結弦は2015年以来初めて全日本選手権に出場しました。結弦自身がインタビューで言っていたフライトの疲労にもかかわらず(この2週間で羽生は3つのタイムゾーンを移動しました)、ショートプログラムは彼に従いました。4回転サルコウ、4回転トウループ-3回転トウループのコンビネーション、トリプルアクセル、すべて絶大な加点をもらいました。自身のパフォーマンスで彼は110.72を獲得しました。(彼自身が2018年のロステレコム杯で出した世界記録は110.53。)

来シーズンから(じゃなくて来年ですが!)ステファン・ランビエールがメインコーチになることを発表した宇野昌磨は、シーズンで初めてショートでクリーンな演技を見せ、観客を立ち上がらせました。これはとてもクールでした。4回転フリップ、4回転トウループ-2回転トウループのコンビネーション、トリプルアクセル、そしてその結果、パーソナルベストの105.71を獲得しました。

中間結果で3位に入ったのは、2週間前のジュニアグランプリファイナルで優勝した佐藤駿です。年齢的には彼はすでにシニアの大会に出場できます。ジャンプ内容も可能です。トリプルアクセル、3回転ルッツ-3回転トウループ、4回転トウループ。ショートの点数は82.68です。

フリーはすべて反対にひっくり返りました。宇野昌磨が4度目の全日本チャンピオンになりました。今日彼はキャリアで初めて羽生結弦に勝ちました。これはフランス杯での失敗の後、キスアンドクライで悔しさから泣いていたあのひとりぼっちの選手ではありません。これは表彰式で幸せで泣いた新しい宇野昌磨でした。

彼とランビエールはお互いを見つけたように思えます。ステファンのサポートは、彼がクリーンに滑り始めるために必要なものでした。これは彼の最高の演技ではありませんし、最高の身体の状態ではありませんでしたが、彼は打ち勝ちました。重大なミスは、トリプルアクセル-オイラー-3回転フリップのシングルフリップと単独の3回転ループの着氷のつまりです。合計で彼は290.57を獲得しました。

羽生結弦は多くのミスをし過ぎて2位に留まりました。時差ぼけと、最近の多数の長時間のフライトが影響したようで、(彼が転倒した)最後のトリプルアクセルで、彼は完全に疲れ果てました。3回転の代わりに2回転のルッツ、4回転ループ、4回転トウループと4回転トウループ-オイラー3回転フリップのコンビネーションのステップアウト。フリーで彼はジュニアの鍵山優真に負けましたが、ショートのハンデが銀メダルを守るのを助けました。最終結果は282.77です。

全日本選手権の銅メダルは16歳の鍵山優真が獲得しました。フリーで彼は≪発掘≫されることになりました。ショートの結果、彼はアクセルを跳ばなかったため7位でした。しかし、優真は集中することができ、2本の4回転トウループを入れたフリーをクリーンに滑り切りました。彼の技術点は、昌磨の点数より5点上です。合計で鍵山は257.99を獲得しました。

ショートの後3位だった佐藤駿は表彰台に留まることができませんでした。フリーで彼は4回転ルッツで転倒し、最終順位は5位でした。

四大陸選手権の男子の日本代表チームのメンバーは、宇野昌磨、羽生結弦、鍵山優真、世界選手権は、宇野昌磨、羽生結弦、田中刑事、世界ジュニアは、佐藤駿、鍵山優真です。

田中刑事は合計252.44で4位につけました。フリーで彼は4回転サルコウ、4回転トウループと2回転トウループのコンビネーションを跳び、ミスはトリプルアクセル-オイラー-3回転サルコウのコンビネーションだけでした。ショートでは4回転サルコウで転倒し、3回転の代わりに2回転トウループを3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションで跳びました。日本スケート連盟は、世界ジュニアでメダルを獲るチャンスがあるまだ若い鍵山よりも、経験のある刑事が世界選手権で良い演技を見せることができると考えました。


4連覇おめでとう!😊😊😊