ミーシン先生の本「スケートリンクが語らないこと」がとってもおもしろいですよ!ちょっとだけ訳を。
「Победные Поражения...:勝利の敗北」の章の一番最後のページです。
…では、なぜ私が、他ならぬソルトレイクシティでの出来事を書いたこの章に≪勝利の敗北≫と名付けたのでしょうか?簡単な事です。もしプルシェンコが2002年のオリンピックに勝っていたとしたら、彼はきっと引退していたでしょう。プルシェンコがいなくなり、観客たちは氷の王があと12年もの間出場するのを見る可能性を失い、ロシアのフィギュアスケートは多くの国民を失っていたことでしょう。アメリカの氷での敗北は、実際には勝利であることがわかりました。なぜならば、エフゲニーのその後続く成功の出発点、または、ご希望なら転機と言えるものになったからです。3つのオリンピックメダル、そのうち2つは金のメダルがエフゲニーの王冠になりました。20年以上続く私たちの協同については次の章に捧げます。
根拠がないということにならないように、これらのオリンピックが決してエフゲニーにとって、いくつかのメディアがある意味喜んで書いていたような≪失敗≫ではなかったということについての仮定を擁護するために、もう少し理由を挙げます。
1.ジェーニャが銀メダルをとったことは素晴らしい結果です。
2.彼はキャリアを続けました。
3.難しい時期の連盟を救いました。
4.私はコーチとして自分の貯金箱に多数のメダルを入れました。
5.プルシェンコはその後12年間、国のトップ選手として残っていました。
果たしてこれは失敗でしょうか…?
つづき → ミーシン先生の本より、プルのこと1