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イリーナ・スルツカヤ:オリンピックを失った選手たちに同情している

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イリーナ・スルツカヤ:オリンピックを失った選手たちに同情している

ダリヤ・ザヴゴロドニャヤ

フィギュアスケーターでテレビ司会者のイリーナ・スルツカヤは、昨年秋に3度目の母親になりました。しかも、妊娠は、イリーナが共同司会者として参加するテレビ番組≪ドクター・スヴェート≫の始動と同時でした。彼女は≪ヴェチェルカ≫に、全てをこなすのが難しいのかどうかについて話してくれました。

- イリーナ、何に取り組んでいますか?アイスショーであなたを見ることはできますか?

- 今、私はどのショーにも参加していません。最近子供が生まれたからという理由だけで新年のヨールカに出演しませんでした。依頼はもらっていますが、今私はこの問題にとても選択的な態度を取っています。私はゆっくりと回復し、滑り始めましたが、全て適度でないといけません。

- ≪人間の運命≫(番組名)で、あなたは合併症が心配だったとを打ち明けました。子どもを産むことは意識的に決めたことですか?それとも全て自然に起こったことですか?

- はい、もちろんこれは意識的に決めたことです。私たちはこのことを計画して、ありがたいことに全てとても上手く解決しました。

- どうやって体型を維持しているんですか?ずっとダイエットしている人に少しアドバイスをしてください。

- 私も他のみなさんと同じように、ずっとダイエット中です。一番大事なのは身体を動かすことと正しい食事です。

- 妊娠中に、あなたが出演する≪ドクター・スヴェート≫が始まりました。撮影は6~8時間続くこともあるのに、どうやって両立を成功させたんですか?

- 番組の撮影はまだ私が妊娠する前に始まって、妊娠が分かった時、私たちは特に妊娠の最も大変な時期に私の撮影日がそれほど多くならないように、スケジュールを調整しようとしました。私たちの撮影は6~8時間ではなく、もっと長く続きました。走ったりジャンプしたりする必要はありませんでしたし、実際、全ての撮影日、私は座って過ごしましたし、妊娠は会話の邪魔はしないので、私は完全に問題なくそれらをこなせました。私はこの番組に出演するのがとても好きなんです。私たちが仕事をしている時、とても面白いので、時間が本当にいつの間にか飛んでいってしまいます。

- 世界アンチ・ドーピング機関がロシアから4年間主要な国際大会に参加する権利を奪いました。これをどう受け取られましたか?

- これは本当に恐ろしいことです…。私が感じていることを言葉で伝えることはできません。これは信じられないくらい悲しいし、本当に人間的に残念です。そして今、私たちのクリーンな仲間たち全員が検査とテストに連れ回されるでしょう。

まさに心理的に極めて難しいことは言う必要さえありません。あなたが犯罪をしたと疑われていると普通に想像してみてください。悪いことは何もしていないことをあなたははっきりとわかっているのに、それにもかかわらず、全ての規定の手続きをパスしなければならない。さらに、これらの手続きをパスしなければならない人々の年齢は若すぎます…。

私はなぜスポーツの幹部が私たちの若い仲間たちから試合を奪うのか心から理解できません。これはただの試合ではありません。これは夢です!なぜなんらかの不誠実な選手たちのせいで、オリンピックに全ての人生をかけて向かっている≪ドーピング≫という言葉さえ知らない人たちが苦しまなければならないのか。そして今、私たちは子供と言って良い私たちの15歳の選手たちがクリーンであることを証明しなければなりません。全体として状況は単純にばかばかしいですが、私たちがきっと乗り越えるある種の障害物として受け入れ、悪意を持つ人たち全員の鼻をあかしてやりましょう。

- あなたにとって人生で一番大切なことは何ですか?

- 親類や近しい人たちの健康です。私が日々やっていることからの喜び。あとは私の中にあり私の家族の中に存在する愛。

- モスクワで好きな場所はありますか?

- 私はモスクワが大好きです。毎日姿を変えるからです。モスクワは美しく素晴らしいです。私が生まれ、私が愛する街です。モスクワの静かな中心部が大好きでちょっと散歩したり路地を歩き回ったりします。騒がしいアルバート通り、赤の広場、美術館も好きです。私たちの街は、私たち全員がここに住んでいるにもかかわらず、見たことがなくて行ってみることができる場所が常にあると言えるくらい素晴らしいです。中心部に来るたびに、私はあまり来ないので、自分のためにモスクワを再発見しています。

参考

イリーナ・スルツカヤは1979年2月9日に首都で生まれました。スポーツクラブ≪モスクヴィッチ≫で4歳からフィギュアスケートを始め、1985年からジャンナ・グロモワコーチの指導を受けました。スルツカヤがデビューしたのは1992年のソウルでした。

アスリートたちも小さな喜びで生きている

イリーナ・スルツカヤは≪ヴェチェルカ≫に、暇なときは本を読むのが好きだと話してくれました。文学に特別な選り好みはなく、同時に読むことができる本の数に制限もありません。本は香水のように気分によりますから。

- まったく飽きない作品は、サマセット・モームの≪劇場≫。あと、エヴゲーニヤ・ギンズブルグの≪明るい夜暗い昼≫は何度も読み直しています。全く異なるジャンルです。最近読んだ中だと≪ズレイカは目覚める≫。私は薦められたんですが、とても気に入りました。1930年代の人々のライフストーリーで、彼らが弾圧時代をどう生き延びたのかという内容です。インスピレーションを与えてくれる自伝が大好きです。気分と状態によって作品を選んでいます。

と、スルツカヤは話してくれました。


≪ドクター・スヴェート≫はこんなのです。

https://www.youtube.com/watch?v=PIKNLwf15vw