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Hello!のシェルバコワちゃんインタビュー

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世界チャンピオンアンナ・シェルバコワ:"大変な時はあったがスポーツを辞めたくなったことは一度もなかった"

17歳で彼女は既に世界チャンピオンで3度のロシアチャンピオンです。北京オリンピックは新しいメダルを獲得するチャンスです。彼女はしばらく私たちの特別な撮影で、金、銀、銅の色合いを試し、個人的な会話ではスポーツとそれ以外の生活について話しています。

 

2021年7月30日

文:アンナ・フェジュニナ/写真:ダリヤ・ガニヒナ

 

スポーツ

 

私は9歳からエテリ・ゲオルギエヴナ・トゥトベリーゼのところでトレーニングしています。まさに彼女と一緒に私はフィギュアスケートが私の職業であり、私の人生であると理解しました。彼女のアプローチは、コーチは選手にできる限り力を注ぎ、選手からも献身的な努力が感じられることを期待するというものです。

スポーツを辞めたくなったことは一度もありません。しかし、大変な時はありました。例えば足を骨折した後とか。当時、私は初めて国際大会に出場するはずでしたし、もちろん、シーズンまるごと戦いから遠ざかることがとても心配でした。回復するのは肉体的にも精神的にも大変でした。自信を取り戻さなければなりませんでした。しかし、これを乗り越え、私はより強くなりました。

これまでの主な成果は、ロシア選手権と、もちろん世界選手権の優勝です。パンデミックのため試合は全ての選手たちにとても困難なものとなりました。残念ながら、コンディションのピークで試合を迎えることができませんでしたが、みんなが最後まで戦いました。

ロシアのフィギュアスケート、特に女子シングルの競争は非常に激しいです。結果を見せるには心理的に強くなければなりませんし、感情が滑りに影響しないように全てを行わなければなりません。昨シーズン私にはそういう自信がありました。リンクの上での戦いはありますが、リンクの外ではスケーターたちはお互いに支えあっています。みんな勝つことがどれほど大変か理解しています。

 

サポートグループ

 

フィギュアスケートを始めたのは姉のインナのおかげです。私は姉と一緒にセクションに登録されました。しばらくして、彼女は勉強に打ち込むようになり、私はスポーツを続けました。

アスリートの家族は大変です:全てが試合に出場することを中心に展開していて、スケジュールに合わせて調整しなければなりません。しかし、家族は全てのことで私をサポートしてくれています。母はほぼ全ての練習に来てくれ、試合にも来てくれます。父は経済面を助けてくれています。賞金は貯めることにしましたが、今は一部で株投資にチャレンジしています。こういう経験ができるのは面白いです。

私のグループでは家族だけではなくファンもサポートしてくれています。彼らは出場する試合に来てくれ、休憩中に会いに来てくれたり、記念日にお祝いをしてくれたりします。こういう関わりはとてもモチベーションになります。たくさんの素晴らしい時間を思い出すことができます:例えばグランプリシリーズ中国大会や最近の"メガスポルト"でのショーです。その時は私の演技後に思いがけずとてもたくさんの同じクマのぬいぐるみがリンクに投げ込まれました。

 

美しさ


練習後家に帰った時は、すぐに寝たいという気持ちだけになります。でも、私はいつもケアの時間を取るようにしています:フェイスマスクをしたり、モイスチャークリームを塗ったり。髪のことも忘れていません:子供の頃からある程度の長い髪が夢で、今は定期的に毛先を整え、髪が強くなるように様々なケア用品を使っています。カラーリングはしません。私には自然な色が絶対に合っています。

試合では私たちは自分たちがメイクアップアーティストになり、自分たちでイメージを考え出しています。試行錯誤の末、私は自分の好きなメイクができるようになりました。ほとんどの場合はスタンダードなメイクですが、プログラムによって何色かのアクセントを加えられます。髪の毛も自分でセットします。女子は男子より試合前大変です。見た目の準備のために時間をかけなければなりません。私の場合2時間くらいです。あせることなく、落ち着いて準備するのには慣れました。

普段もメイクしますが、地味なものです。気分によります。香水選びも同じです:私はよく香水をもらいます。日本のものが特に好きです。

ダイエットはしていません。ただ、正しくバランスの取れた食事を心掛けています。体調を整え、ジャンプを跳ぶために、一定の体重を維持することが大事です。練習ではとても多くのカロリーを消費するので食欲が出ます。試合前に食べないようにしている選手もいますが、私は逆に食べた方が調子が良いです。

 

プライベートタイム


来年学校を卒業します。まず、私が卒業後に受けたいのはコーチング教育です。実際私はアスリートとして挑戦するだけではなく、経験を他の人たちに伝える方法を学びたいです。第二高等教育についても考えていますが、分野を決めるのはちょっと後にしたいです。時間はあるので。

あまり週末の休みは多くありませんが、週末はゆっくりと過ごし、トレーニングの前に回復するようにしています。春に取れる休暇について話すと、こちらは逆に最大限アクティブに過ごしています。旅行へ行ったり、海でのんびりしたり、何か新しいことをやってみたりするのが好きです。今年はドバイへ行って初めてスカイダイビングをしました。

空中ブランコ、テニス、バスケットボール、バドミントンなど、様々な活動が好きですが、何かフィギュアスケート以外のことを本格的に始めるには遅すぎます。新体操の試合を見るのが好きで、ロシア選手を応援しています。彼女たちが一年中練習しているノヴォゴルスクの拠点で時々会うことがあります。

練習の時間がとても長いので、私はスポーツウェアを着ているところを見られることが一番多いですが、例えばバンケットや抽選会のような特別な機会には、よりフェミニンな格好をするのが好きです。ドレスを着て、ヒールの靴を履いて、ペンダントを付けて。両親が誕生日にくれた大好きなチェーンがあるんです。


途中に出てきたファンの話。ロシアのファンの方たちって積極的ですよねー。ただ今は感染大丈夫かなと心配になってしまいますが…。

早く心配しなくて良い世の中になって欲しいですね。