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宇野昌磨:2019フランス杯ショート「Great Spirit」解説訳(チャンネル1)

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解説はゴロヴァノフさんです。ちょっとだけこの動画の前から訳します。


[演技前]

ゴロヴァノフ:今から、一般的な意見では表彰台を狙うことができる最も重要な3人の選手です。それはきっと、ネイサン・チェン、そしておそらく、宇野昌磨。2度の世界選手権銀メダリスト、昨年のオリンピック銀メダリスト宇野昌磨が試合に登場します。日本のファンたちは自分たちのアイドルのために世界中へ追って来ます。日本の試合ではどうなるかご想像できますか?

ところで、宇野昌磨は2週間後、ロシアで出場します。モスクワには日本から多数の団体がやって来ます。

 

[演技後]

ゴロヴァノフ:今の所まだ昌磨は完全に調整できていません。本当に見ているのが辛いです。しかし、4回転フリップ、そしてもちろん感情面では彼は威勢よくすばらしく演じましたが、それから、それから、連続したミス。

昨シーズンの終わりのことを思い出します。彼は長年師事した自分のコーチのもとを離れ、モスクワに来て、しばらくエテリ・トゥトベリーゼのグループで過ごし、みんなが、このグループで滑っている、このグループのメンバーとして公式に発表されるのを待っていました。

しかし、しばらく過ごした後、予想外にやって来たのと同様に、その後グループを離れました。いくつかの情報によれば、彼は今スイスに移り、ステファン・ランビエールのグループで練習しているようです。しかし、やはりランビエールは宇野のコーチにはなっていません。今、ただ彼のグループで練習し、ジャンプは1990年代終わりから2000年代初めのとても有名な日本のシングルスケーター本田武史に見てもらっています。(フランス杯のショートの時の話なので少し違うような?)本田コーチの仕上げは十分ではないようです。フリップで彼は13点以上獲得しましたが…。

振付師はシェイ=リーン・ボーンとデヴィッド・ウィルソンです。シェイ=リーン・ボーンはとても多くの有名スケーターのプログラムを作っています。

ところで、最近、シーズンの終わりに賞が授与されるという情報が出てきました。歴史上はじめて。私はこれは全く正しく、妥当だと思います。賞は最高の選手、コーチ、振付師に授与されます。ノミネートはわずか7つです。私はシェイ=リーン・ボーンは狙っていると思っています。もちろん彼女一人ではありませんが、最高の振付師の称号を狙うでしょう。彼女はご存知のようにロシアのスケーターのプログラムも振り付けています。彼女はアーミン・ヴァン・ブーレンの曲で、こんなよく動きまわり、深い感銘を与える作品を振り付けました。

[キスクラ]

ゴロヴァノフ:ご覧ください。誰も隣にいません。昌磨がシーズン中ずっとコーチなしというわけにはいかないことは言うまでもありません。なんといってもコーチは第二の父、第二の母であり、場合によっては一番にもなります。支え、なんらかの心理的助けや交流は必要です。ここに彼は一人でいます。彼は一人でやってしまいました。

しかし、昌磨がオリンピック銀メダル、世界選手権のメダルを持っていて、自国の何回ものチャンピオンで、四大陸選手権で勝っていることを忘れないでください。そして2度の転倒があったにもかかわらず、ジャッジはとても高い構成点をつけ、もちろん彼を高い高い2位に上げます。エイモズに3点遅れをとっていますが、エイモズもミスがあったことを忘れないでおきましょう。このように演技構成点で大きく変わります。もちろん今日昌磨は全く2位の滑りはできませんでしたが、構成点は8点、8点…ほとんど9点です。


ゴロヴァノフさんって誰?という方も多いでしょうか?グランプリシリーズ解説に結構登場しています。見た目は感じのいいおっちゃん(45)です。

スケアメの時は大ちゃんのアイスダンス転向について触れていたり割と日本の選手のことを話してくれる方です。

 

そして、昌磨くんはもうスイスでしょうか?良い練習ができているといいな😊

冬なのでたぶん虫も少ないことでしょう。(わかんないけど)