シェルバコワとフロミフの雪辱戦、コリャダVS日本の天才、パパダキス/シゼロンの復帰:グランプリシリーズイタリア大会
大会のプレビュー
2021年11月4日
アレクサンドル・ムィシャキン、Sport24
本来、グランプリシリーズ第3戦は重慶で開催されるはずでしたが、コロナの安全性の保障が不可能なことから、中国人は開催を断念しました。結果として、試合はトリノで行われます。より詳しく言うならば、伝説の≪パラヴェーラ≫で。15年前、ロシアのスケーターたちがここで4つのうち3つのオリンピック金メダルを獲得しました。その後、イタリア人はここで世界選手権や2回のグランプリファイナルを開催しています。一番最近だと、2019年に行われています。今回トリノへやって来たロシア人の中で、≪パラヴェーラ≫のリンクを知らないのは、ミハイル・コリャダ、ソフィア・サモドゥロワ、マイア・フロミフだけです。
グランプリシリーズイタリア大会のロシア代表メンバー
男子:ドミトリー・アリエフ、ミハイル・コリャダ、ピョートル・グメンニク
女子:アンナ・シェルバコワ、ソフィア・サモドゥロワ、マイア・フロミフ
ペア:アリーナ・ペペレワ/ロマン・プレシュコフ、ユリア・アルテミエワ/ミハイル・ナザリチェフ
アイスダンス:アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン
グランプリシリーズイタリア大会で勝つのは?
男子シングルの大会の有力な優勝候補は、18歳の鍵山優真です。ストックホルムで彼は偉大な羽生結弦を上回り、世界選手権銀メダリストになり、数週間前にはオリンピック予選のアジアントロフィーで確実に優勝しました。しかし、もし優真にミスが出始めれば、トリノの金をかけた戦いに、マルチクワドジャンパーのボーヤン・ジンと3度のロシアチャンピオン、ミハイル・コリャダが加わるでしょう。
アンナ・シェルバコワはマイア・フロミフとの雪辱戦のために努力しています。ブダペストで世界チャンピオンの彼女は4回転フリップで転倒し、ほぼ2年ぶりに負けました。他にトリノで4回転を跳ぶ選手はいませんから、トゥトベリーゼの生徒の誰が上位になるかが最大の注目ポイントです。
ガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロンはシーズンを休んでいましたが、休み明けの最初の試合(エスポーで行われた≪チャレンジャーシリーズ≫大会)で、史上10番目の合計点をもらいました。そしてこれはまだ彼らがコンディションを整えている最中なだけです。マディソン・ハベル/ザカリー・ダナヒューとアレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキンというライバルはいますが、フランス人たちが勝つのを邪魔できるのは奇跡だけでしょう。そして、ペアの金は99.9パーセントの確率で中国が獲得するでしょう。ウェンジン・スイ/ツォン・ハンとチェン・ペン/ヤン・ジンの技術レベルは、他の組より頭一つ抜けています。
イタリア大会のスケジュール
イタリア大会は典型的なスケジュールで行われます。2日間試合で、3日目にエキシビションです。試合は全てチャンネル1のサイトでご覧になれます。
~スケジュールの画像~