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プルシェンコのライバルが日本人の宇野を世界選手権金メダルに導いた

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プルシェンコのライバルが日本人の宇野を世界選手権金メダルに導いた。3年前昌磨はトゥトベリーゼの所に来なかった

そして今日彼は世界一になった

2022年3月27日

アリョーナ・ヴォルコワ

 

世界選手権のショートプログラムの後、男子シングル選手たちは自信を持って大変なシーズンの終わりに近付いているように見えました。しかし、フリーでは疲れが見え、そのため多くの選手がミスし、結果表は変わりました。

ヴィンセント・ジョウが銅メダルを獲得しました。試合前、彼がプログラムに4回転アクセルを計画しているという情報がありました。(そうなんですか?😮)結局、彼は4回転ルッツ、4回転サルコウ、4回転トウループ、そして4回転サルコウ - 2回転トウループのコンビネーションを跳びました。彼はトリプルアクセルをクリーンに下りることができず、手が氷に触れました。ですから、4回転アクセルについての情報は間違いでした。

モンペリエでの演技は、北京で起こったことを十分に埋め合わせました。フリープログラムでジョウは181.54点、合計で277.38点を獲得しました。

多くの人が、もう一人のアメリカのスケーター、イリア・マリニンのメダルを予言していました。彼は上手にプログラムを開始しました。4回転ルッツとトウループ、トリプルアクセルをクリーンに跳びました。その後、イリアは4回転サルコウでひどく転び、4回転トウループはつま先で下りて両足着氷になり、3回転ルッツは着氷後ターンが入りました。

彼は既に2つのプログラムをクリーンに滑ることができることを見せています。おそらく今回は初めてのシニアトップ大会の緊張が影響したのでしょう。この演技でマリニンは163.63点、合計で236.79点を獲得し、9位でした。

鍵山優真が世界選手権の銀メダルを獲得しました。この選手には多くの長所がありますが、一番すごいのは安定感です。これほどクリーンな演技を続けることは羽生結弦でもできません。今日のフリープログラムはミスなしではありませんでしたが、メダル獲得を助けました。優真は4回転サルコウ、4回転トウループ、4回転トウループ - オイラー - 3回転サルコウのコンビネーションをクリーンに跳びました。4回転ループは両足着氷でした。

この演技で鍵山は191.91点、合計で297.60点を獲得しました。

宇野昌磨が世界チャンピオンになりました。彼は4回転ループ、4回転サルコウ、4回転トウループ - 2回転トウループをクリーンに跳びました。(後半のフリップ書くの忘れてるよ~!)彼には十八番のコンビネーションがありますが、世界選手権では上手くいきませんでした。今日、昌磨はトリプルアクセル - オイラー - シングルフリップを跳びました。この演技で彼は202.85点、合計で312.48点を獲得しました。

世界選手権で勝つことは、宇野にとってとても大事でした。3年前、グルノーブルのグランプリシリーズ大会で、彼が肉体的にも精神的にもぼろぼろになった胸の張り裂けるような光景をみんなが覚えていますから。当時彼はコーチ探しで大変でした。彼は多くのヴァリエーションを検討しました。ステファン・ランビエールは中継地点と思われていました。駆け出しのコーチがオリンピックメダルや世界選手権のタイトルまで昌磨を導くことができるのか、誰もわかりませんでしたし想像できませんでした。

男子シングル選手たちはオリンピックサイクルを終えました。演技は一様ではありませんでした。(イリア・マリニンやダニエル・グラスルのように)思いがけず崩れた人もいれば、活気ある演技を見せた選手もいます。例えば、カムデン・プルキネンのように。一部の選手は今シーズンで引退してしまいますが、鍵山優真のような選手のおかげで、スケーターたちの新世代を信じることができます。